米ケンタッキーダービー　日本で出走権利取れる

　ＪＲＡは１３日、米国３冠初戦のケンタッキーダービーを主催するチャーチルダウンズ社との提携により、日本馬を対象とした同競走の出走馬選定ポイントシリーズ「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキー・ダービー」を創設すると発表した。

　同シリーズはＪＲＡ２競走の１～４着馬にポイントを付与し、合計ポイント最上位馬がケンタッキーダービー（１７年５月６日、ダート１０Ｆ、米国チャーチルダウンズ競馬場）に出走可能となるもの。対象競走は１１月２６日に東京で行われる２歳５００万下・カトレア賞（１着４０、２着１６、３着８、４着４ポイント）と、来年の１回東京競馬に予定されている３歳オープン特別のヒヤシンスＳ（１着５０、２着２０、３着１０、４着５ポイント）。複数の馬が同点で並んだ場合は特別競走での獲得賞金順となる。

　これまでケンタッキーダービーに出走するには、今年挑戦したラニ（牡３＝松永幹）のようにＵＡＥダービーを勝つか、米国内のトライアルを使う必要があったが、来年からは日本国内の成績だけで遠征が可能となる。