ジェンティル&橋口氏が“殿堂入り”JRA顕彰馬・顕彰者が選出

[ 2016年9月13日 05:30 ]

顕彰馬に選出されたジェンティルドンナ

 JRAは12日、平成28年度の顕彰馬および顕彰者を発表。顕彰馬には12年の牝馬3冠に12、13年ジャパンC連覇、14年ドバイシーマクラシック、有馬記念とG1・7勝を飾ったジェンティルドンナ(牝7)が選出された。有効投票数198票のうち155票(得票率78.3%)を獲得しての選定で昨年のオルフェーヴルに続いて32頭目の顕彰馬となった。また歴代16位となる通算991勝(重賞96勝、G1・10勝)を挙げ、優秀調教師賞を11回受賞した橋口弘次郎氏も選出された。14年には悲願のダービー制覇をワンアンドオンリーで果たし今年2月に34年間の調教師人生に幕を閉じていた。調教師の顕彰者は14年の松山康久氏に続く10人目。

 ▼サンデーレーシング吉田俊介代表 このたびは顕彰馬に選定していただき光栄に存じます。今年の春、ジェンティルドンナには父キングカメハメハの初子(牝馬)が誕生しています。今後は産駒にもご声援頂ければ幸いです。

 ▼石坂正師 3年以上無事に頑張ってくれたことに対し評価していただけたことをうれしく思っています。ジェンティルドンナからたくさんのことを学び、育てられたことは大きな財産です。子供たちにはもちろん期待していますが、ジェンティル自身も元気で長生きしてほしいと願っています。

 ◆ジェンティルドンナ 父ディープインパクト、母ドナブリーニ(母の父ベルトリーニ)。09年に北海道安平町ノーザンファームで生まれ、現役時代は栗東・石坂厩舎に所属し通算19戦10勝(G1・7勝、海外2戦1勝)。現在は繁殖牝馬として、生まれ故郷の北海道安平町ノーザンファームで繋養(けいよう)されている。

 ▼橋口弘次郎元調教師 今まで無我夢中でやってきたことが、このような賞を頂けることになり、本当にうれしく思っています。理解のある馬主さんをはじめ、多くの競馬ファンの皆さまからの激励、何といっても厩舎スタッフの頑張りのおかげだと、感謝しております。

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