【ローズS】女傑の道半ばシンハライト“殿堂馬”目指し2冠獲り

[ 2016年9月13日 05:30 ]

2冠へ、休養明けも上々のシンハライト

 阪神の秋華賞トライアル「第34回ローズS」ではオークス馬シンハライト、桜花賞馬ジュエラーのクラシックホース2頭が早くも激突する。

 オークス馬シンハライトが入念仕上げで秋初戦に臨む。ちょうど1カ月前から坂路で時計を出しており、帰厩後も休みなく乗り込まれた。石坂師も順調な仕上がりを口にする。

 「いい意味で変わってないですね。順調にきていますし、しっかり走れると思う。1週前の追い切りもしまいを仕掛ける感じで十分でした」

 その1週前追い切りは坂路でゼンノブレーメン(4歳500万)と併せ馬。4F53秒5~1F12秒7で僚馬にきっちり2馬身先着した。パートナーの池添も手応えをにじませる。

 「先導馬の後ろにいて反応を見ました。息遣いは大丈夫だったし、順調なのが一番ですね。うまく夏を越して体もふっくらしている。乗り味は文句をつけることないし、相変わらずいい走りをしています」

 石坂厩舎としてもこのレースは昨年Vのタッチングスピーチからの連覇が懸かる。この日、顕彰馬に選出されたジェンティルドンナは4年前にここを勝って3冠馬へと羽ばたいた。そんな名馬の道を追いかけるべく、2冠を目指しシンハライトも初戦から全開パフォーマンス。オークス馬の意地を見せる。

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2016年9月13日のニュース