【万哲の乱 特別編】10日中山6R ノヴァステッラが激流で浮上

[ 2016年9月9日 08:00 ]

 紙面コラムはメインレースを通常検討しますが、穴の宝庫は平場レース。「特別編」では黒っぽいレースを徹底的に取り上げます。

 「開催替わりは高配当の導火線」。4回中山&阪神は3歳未勝利戦が行われる最後の開催。勝てなければ地方転出、障害入りなどの道もあるが、大半の馬は引退へ。厩舎関係者が「スーパー未勝利戦」と呼ぶ特殊な今開催の3歳未勝利戦の仕組みをもう一度、おさらい。出走できるのは(1)出走回数が5走以下か(2)前走がJRA平地競走で5着以内――のいずれかの条件を満たす馬だけ。中山6Rで(2)の条件を満たす“前走好走馬”はキョウエイラヴとクレイジーインラヴの2頭だけ。残る14頭は(1)での出走で、必然的に低レベルの大混戦。当然、波乱は確実。

 (16)ノヴァステッラは中山ダート1200メートルでは有利な外枠を引いたのがまず魅力。芝がスタート地点の中山ダート1200メートルはダート合流部まで芝を長く走れる外枠がダッシュが付きやすい。その上、序盤でモマれにくい利点が外枠にはある。全馬がラストチャンスの「スーパー未勝利戦」は見せ場を一度はつくりたい心理!?も働き、前傾ラップ=激流になることがほとんど。休み明けを叩いた上積みを生かし、中団の外でモマれずに走れば、激流に乗じて一気差しが届く図式。

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2016年9月9日のニュース