【日曜中山4R】「スーパー未勝利戦」でピンときた菜七子ヴィーナス

[ 2016年9月9日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=8日】秋競馬。4回中山&阪神といえば、3歳未勝利馬には試練の1カ月間。厩舎関係者が俗に呼ぶ「スーパー未勝利戦」。(1)出走回数が5走以下か(2)前走がJRA平地競走で5着以内――のいずれかの条件を満たす馬だけが出られ、出走は一回限り。小田は中山日曜4R(芝1600メートル)に出馬投票したハクシンヴィーナスにピンときた。

 先週3日の新潟直線1000メートル戦で菜七子を背に2着に奮闘したばかり。畠山厩舎を訪ねると「(出馬ラッシュで)条件が合わないダートも使った時があったが、本来は芝の短距離向き。暑い中でも、体重を少しずつ増やして走ってくれている」と目を細めた。4回中山の芝の未勝利戦は11日(1600メートル)と次週18日(2000メートル)の2戦だけ。距離を考慮すれば、強行軍でも連闘するのが分かる。

 菜七子が騎乗して13→5→2着。「菜七子さんが乗って、成績も上がっている。厳しい日程だけど、頑張ってほしい」。愛馬初勝利への指揮官の熱い思いに触れ、小田も応援せずにはいられなかった。

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2016年9月9日のニュース