【紫苑S】エンジェルフェイス イライラ解消、いいトモに

[ 2016年9月7日 05:30 ]

得意の中山で成長した姿を見せるエンジェルフェイス

 オークス(10着)で3番人気に支持された素質馬エンジェルフェイスも、夏を越して心身ともに成長。担当の田中大助手は「春みたいに乗り込んでもイライラすることなく、気持ちの面で成長している。まだまだ甘さはあるけど、貧弱だったトモにも肉がついて良くなっています」と手応えを持って秋初戦に送り出す。

 連勝の勢いに乗って挑んだオークスは2番手追走から直線もしぶとく粘り非凡なポテンシャルを発揮。道中1、3番手にいた先行馬が18、17着に沈んでいる中、勝ち馬と0秒6差に踏ん張った。「展開は厳しかったけど、よく頑張っている。ラスト1Fで止まったし、距離も少し長かったかな」と敗因を分析。

 秋初戦に選んだ中山は、春のフラワーCで重賞初Vを飾った得意コース。田中大助手は「器用さを生かせるコーナー4つの舞台は合っている。きょうだいも得意だからね」と歓迎。姉のレディアルバローザは12年中山牝馬S優勝、キャトルフィーユも14年中山牝馬Sで2着に好走。「実力通りに走れば、いいところはあるんじゃないですかね」。成長した走りで、秋華賞戦線に堂々と殴り込む。

続きを表示

2016年9月7日のニュース