【仏・ニエル賞】手薄な欧州勢にマカヒキ独壇場も 

[ 2016年9月7日 05:30 ]

 凱旋門賞(10月2日、シャンティイ)に向けてフランス遠征中のマカヒキ(牡3=友道)が11日(日本時間同日夜)、現地初戦となるG2ニエル賞(シャンティイ)に出走する。

 8月20日に滞在先となるシャンティイの小林智厩舎に入厩後も調整は順調。同30日にはニエル賞と凱旋門賞の舞台となるシャンティイ競馬場でのスクーリングを行った。6日は大江助手が騎乗してリヨン坂路(ダート)を単走でキャンターで調教。きょう7日にはルメールを背にして、エーグル調教場の直線芝コースで追い切りを予定。「凄く落ち着いていて、雰囲気や体つきも栗東にいる時と変わったところは見受けられません。調教の動きにも満足しています」と友道師。結果はもちろんだが、まずは本番につながるレースを期待したい。

 迎え撃つ欧州勢はやや手薄だ。ニエル賞は凱旋門賞を狙う有力3歳馬がステップとするレースだが、現時点で出否未定の英愛ダービー馬ハーザンドを除くと超大物が不在。愛ダービー3着のステラーマス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着だったウイングスオブデザイアが、どこまで上位争いに食い込めるか。ハーザンドが回避すれば、マカヒキの独壇場となる可能性もありうる。

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2016年9月7日のニュース