「サトノ」里見氏 最高額2億8000万円ディープ産駒を2頭落札

[ 2016年7月13日 05:30 ]

この日最高額の2億8000万円で落札された「イルーシヴウェーヴの2016」(左)と「マルペンサの2016」

セレクトセール 当歳セリ

 ダービー制覇の夢は譲れない。「サトノ」の冠号で知られる里見治氏がディープインパクト産駒を巡る2度のし烈なセリを制した。落札額はくしくも同じ2億8000万円。この日の最高額となった。

 まずは母が仏1000ギニー勝ち馬である「イルーシヴウェーヴの2016」。アイルランド拠点のクールモアなども参戦した激戦をものにし、里見氏は「一番欲しかった馬。シルエットなど全てが一番いいんじゃないかな」と満足げだった。

 続いては「マルペンサの2016」。こちらは今年のダービー2着馬サトノダイヤモンドの全弟で「6月に見た時はダイヤモンドの当歳時と比べると良くないと思ったが、今日見たら凄く良くなっていた。これは買わなくちゃしようがないなと思った」と迷いなく落札した。

 2頭は共に池江厩舎に入厩予定で、目指すはもちろんダービー制覇だ。15年はサトノラーゼンとサトノクラウンが2、3着、今年もサトノダイヤモンドが2着と手が届くところまで来ているが、里見氏は「近づいただけでは意味がない。頂点まで行かないと意味がない」と言葉に力を込めた。牝馬2頭を含め2日間のセールで実に計13億円以上を投じて13頭を購入。豪華ラインアップでG1獲りに挑む。

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2016年7月13日のニュース