ファレノプシス死す…21歳、くも膜下出血 98年桜花賞などG1・3勝

[ 2016年7月5日 05:30 ]

00年エリザベス女王杯で3度目のG1を制したファレノプシス

 1998年の桜花賞を勝つなど、G1・3勝を挙げた名牝ファレノプシスが1日夜、くも膜下出血のため北海道新冠町の繋養(けいよう)先で死んでいたことが分かった。21歳。

 ブライアンズタイム産駒のファレノプシスは97年にデビュー。翌年の桜花賞を勝つと、秋華賞も制して牝馬2冠を達成。00年のエリザベス女王杯も勝つなど、息の長い活躍を見せた。通算成績は16戦7勝。13年のダービー馬キズナは弟になる。引退後は北海道新冠町のノースヒルズで繁殖牝馬として供用されていた。

 所有していた(株)ノースヒルズ代表の前田幸治氏は「とても残念です。“胡蝶蘭(こちょうらん)”という名の通り、現役を退いて母となってからも、美しく気品にあふれていました。彼女の産駒も、当歳(父ハーツクライ)が誕生しておりますので、未来に夢をつないでくれると信じています」とコメントした。

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2016年7月5日のニュース