【ユニコーンS】グレンツェント かわされた瞬間に差し返す圧巻パワー

[ 2016年6月16日 05:30 ]

グレンツェント(右)は力強く好調をアピール

 「第21回ユニコーンS」(19日、東京)の追い切りが15日、美浦、栗東トレセンで行われ、グレンツェントが迫力満点の動きを披露した。圧巻のシーンはラスト1F。Wコースで5馬身後方を追走したセイクリッドシー(3歳未出走)に内からかわされた瞬間だ。鋼のような筋肉が激しく収縮する。いっぱいに追われたパートナーを余裕残しの手応えで差し返した。

 加藤征師は「調教に派手さはないが、後ろから追いかけられて集中していた。気性も穏やかになったし、ダート戦だと砂をかぶって折り合いがつく」と満足顔。「ノンコノユメとほぼ同じローテ。どちらもレースを使うと背腰に疲れが出るが、1カ月余の間隔で筋力をアップさせながら持ち直す」と続けた。

 3月初旬の500万勝ちから4月上旬の伏竜Sを挟んで5月中旬の青竜S快勝。昨年のユニコーンSで衝撃的な末脚を繰り出したノンコノユメと同じ臨戦過程で2連覇を狙っている。

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2016年6月16日のニュース