【鳴門・大渦大賞】菊地6連続トップS戴冠「生涯一の見え方だった」

[ 2016年6月8日 05:30 ]

圧巻のスタートで優勝を飾った菊地は表彰式で笑顔

 ボートレース鳴門の開設63周年記念G1「大渦大賞」優勝戦が7日、12Rで行われ、1号艇の菊地孝平(37=静岡)がインからコンマ03のトップSを決めて逃げ切った。2着は篠崎、3着は吉田。3連単は930円と人気サイドで決着した。

 最後まで菊地自信のスタート勘に狂いはなかった。コンマ03のトップスタートで先陣を切ると、まくらせず、差させずシャットアウト。他艇に全く出番はなかった。菊地が力強く押し切った。

 この大一番で、さすがの踏み込み。完勝と言える内容だった。これで節間全て0台。6連続のトップSという素晴らしいパフォーマンスでの戴冠だった。「節間を通して0台というのは初めて。誤差が限りなく少なくて、コース関係なく全部自信を持って行けた。生涯一の見え方だった」

 精密機械のような集中力。完全復活の予感が漂う。「昨年はいろいろ歯車がかみ合わなくて苦しんだ。それだけに久しぶりの優勝がうれしい」

 14年MVPがよみがえった。7月の当地オーシャンCへ、期待が膨らむ。驚異のスタート勘を武器に菊地が大いに盛り上げるはずだ。

 ◆次走 優勝した菊地孝平、そして篠崎元志、吉田俊彦、新田雄史、白井英治の次走は11日からのまるがめG1京極賞。松井繁、太田和美、池田浩二、坪井康晴、平山智加、茅原悠紀、平高奈菜らとVを争う。山崎裕司は11日からの平和島一般戦。川崎智幸、竹上真司、吉川元浩、黒井達矢らが参戦する。

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2016年6月8日のニュース