【日本ダービー】エアスピネル4着 武豊「ベスト尽くせた」

[ 2016年5月30日 05:30 ]

 ダービー5勝の武豊が、エアスピネルで13万観衆を沸かせた。道中は縦長の隊列の単騎5番手を追走。3~4角で徐々に前との差を詰め、直線で外に持ち出すと、残り200メートルでいったんは先頭に。最後は上位3頭の切れ味に屈して4着に敗れたが、見せ場十分の内容だった。

 「思い通りのレースができた。一瞬、勝ったかなと思ったけどね」。武豊は淡々とした表情で続けた。「状態も良かったし、ベストは尽くせた。上位の馬が強かった。生まれた世代が悪かったとしか言いようがない」と健闘したパートナーをねぎらった。

 皐月賞上位組の中で最も低い7番人気に反発するかのような激走。母エアメサイアも春の悔しさをバネに、秋華賞で雪辱を果たした。「力は見せられた。いつかG1を勝たせてあげたいね」。母の主戦も務めた鞍上は、そうつぶやいて競馬場を後にした。

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2016年5月30日のニュース