カネヒキリ死亡 14歳 JCダートなど中央、地方交流G1で7勝

[ 2016年5月27日 18:49 ]

2年4カ月の休養を挟んで2008年のジャパンCダートを制したカネヒキリ(左)

 05、08年ジャパンCダート、06年フェブラリーSなどダート重賞9勝(交流含む)を挙げ、引退後は種牡馬として活躍していたカネヒキリ(牡14)が27日、けい養先の優駿スタリオンステーション(北海道新冠町)で種付け中の事故により死んだ。

 カネヒキリはフジキセキ産駒で04年デビュー。3歳時からダート路線で開花し05年ジャパンダートダービー、JCダート、06年フェブラリーSなど砂の主要競走を次々に制覇。その後、4歳秋に右前屈腱炎を発症したが克服し、08年JCダートを再び制覇。2年4カ月の休養を経てのG1制覇は、現在も破られていない最長記録。奇跡の復活とされた。

 優駿SSの須崎孝治・代表取締役は「産駒も順調にデビューし、さあこれからという時にこのような結果となり、ただただ残念でならない。残された産駒の活躍を願いたいと思います。ご声援いただいたファンのみなさまには厚く御礼申し上げます」と突然の死を悼んだ。

 ◆カネヒキリ 02年2月26日生まれ。父フジキセキ、母ライフアウトゼア 母の父デピュティミニスター。馬主は金子真人HD、生産者は北海道早来町(現安平町)ノーザンファーム。現役時は栗東・角居厩舎所属。競走成績23戦12勝(地方9戦5勝、海外1戦0勝)。主なタイトルは05年ジャパンダートダービー(大井)、ダービーグランプリ(盛岡)、05、08年ジャパンCダート、06年フェブラリーS、東京大賞典、09年川崎記念。

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2016年5月27日のニュース