【日本ダービー】ヴァンキッシュラン“先輩2頭”に楽々先着

[ 2016年5月26日 05:30 ]

フルーキー(奥)、エキストラエンド(手前)と併せたヴァンキッシュラン(中央)

 青葉賞を制したヴァンキッシュランは、上昇度では僚馬のリオンディーズに負けていない。最終追いは先輩オープン馬の外エキストラエンド(7歳)、内フルーキー(6歳)2頭の間を手応え十分に首差先着。岸本助手は「真ん中で余裕を持たせた感じ。体が柔らかく使えるようになってきた。これだけ使ってもカイ食いはずっといいし順調に来れている」と目を細める。

 13年セレクトセール当歳で1億9950万円の高額取り引きされた逸材。母リリーオブザヴァレーは、厩舎の先輩ヴィクトワールピサが10年の凱旋門賞(7着)に挑んだ当日の仏G1オペラ賞の勝ち馬だった。

 角居師は「血統も値段もいい馬だからね。牧場から“早くから動けるタイプじゃないし、じっくり(馬を)つくったら”と言われていた。ここに来て急激に良くなっている」と驚きを隠せない。連勝の勢いに乗って一気に世代の頂点を狙う。

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2016年5月26日のニュース