【日本ダービー】池江厩舎の伏兵プロフェットも要チェック!

[ 2016年5月25日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=24日】ダービーウイークの火曜朝、競馬の祭典を前に取材する側のテンションも自然と上がってくる。寺下は胸を躍らせながら、坂路スタンドへ向かった。3Fまで階段を上がると、ダービーに出走馬を送り込む池江師、長浜師がワイドショーの某知事ネタで談笑中。話し掛けるタイミングを探っていると、池江師から「“第三者”に聞いてみたら」と鋭いツッコミ。そして「俺も会見で“第三者に聞いて”って言おうかな」と笑った。ダービートレーナーは大一番を前にしても、自然体だった。

 池江師は11年にオルフェーヴルでダービーを制してから毎年、出走馬を送り込んでいる。12年トーセンホマレボシ3着、15年サトノラーゼン2着はそれぞれ7、5番人気の伏兵だった。

 2頭出しで挑む今年は皐月賞3着のサトノダイヤモンドが注目されているが、もう一頭のプロフェットも侮れない。指揮官は「使い込めないタイプで、皐月賞(11着)は久々でも仕上がりは良かった。もう少しやれるかと思ったんだけど…」と反撃に燃えている。

 これまで重賞で好走した京成杯V、札幌2歳S(2着)は先行策から粘り込むスタイル。前走は中団で脚をためたが、直線は伸び負けした。「成績が出ていた今までのように、流れに乗った競馬の方がいいのかな。状態は維持しているし、2400メートルの距離もこなしてくれるのでは」と前進に期待を寄せる。“穴候補”の一頭として、最終追い切りの動きは要チェックだ。

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2016年5月25日のニュース