【香港・チャンピオンズM】モーリス香港G1連覇!次走は安田か宝塚

[ 2016年5月2日 05:30 ]

 香港G1・チャンピオンズマイル(芝1600メートル、12頭)が1日、シャティン競馬場で行われた。日本から参戦した昨年の年度代表馬モーリス(牡5=堀)が好位から抜け出して香港マイルに続く“世界連勝”を飾り、昨年から続く連勝も「7」に伸ばした。

 香港のリーディングジョッキー・モレイラを背に、圧倒的な強さを見せつけた。香港のファンは単勝2・15倍、1番人気に支持した。スタートを決めると、4番手の外を追走した。絶好の手応えで直線に入り、鞍上がゴーサインを送るとグイグイと脚を伸ばして2着コンテントメントに2馬身差をつける完勝劇。ゴールの瞬間、モレイラは右手を高々と突き上げた。

 モレイラは「アンビリーバブル!!きょうは誰が乗っていても勝てたレース」と初コンビを組んだ相棒を褒め称えた。昨年の香港マイルを制した後はドバイ遠征も視野に入れられたが、爪を痛め休養が長引いた。4カ月半ぶりの実戦となったが、今年の始動戦を最高の形でスタートさせた。

 現地で見届けた吉田和美オーナーは「久々だったが、馬は立派に仕上がっていました。前回は勝ってビックリしたが、今回は無事に走ってくれてホッとしている」と安どの表情。注目の次走については安田記念(6月5日、東京)が候補に挙がっているが、「距離を延ばすことも考えたい。宝塚記念(6月26日、阪神)と両てんびんにかけるかもしれませんね」(同氏)と、春のグランプリ参戦も示唆した。

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2016年5月2日のニュース