【桜花賞】安定感&距離実績あるジュエラーをV指名

[ 2016年4月5日 05:30 ]

桜花賞V候補に浮上したジュエラー

 桜花賞過去10年のデータを徹底分析した結果、安定感&距離実績あるジュエラーがV候補に浮かび上がった。

 (1)安定感 気分屋が多い牝馬だが、やはり桜花賞を勝つには、安定して能力を発揮できるタイプでないと厳しい。過去10年の優勝馬は、新馬戦とG1以外で5着以下に負けたことがない。何とこの項目で抽選対象馬を含めた17頭が脱落する。フィリーズR1着で権利を獲ったソルヴェイグも、重賞を勝っているデンコウアンジュ、ビービーバーレルも戦績が安定しないのがネック。あっという間に5頭に絞れてしまった。

 (2)距離実績 経験が浅い3歳牝馬だけに経験は重要。該当10頭は全て芝のマイル戦で勝利か重賞で3着以内という実績を残している。アットザシーサイド、キャンディバローズは重賞で好走しているが、芝1600メートルでは共に【0・0・0・1】。距離に不安を残す。

 (3)臨戦過程 優勝馬10頭の前走はチューリップ賞、フィリーズR、フラワーC、エルフィンSのいずれか。ここでポイントになるのはクイーンCからの直行馬だ。過去10年で【0・3・2・12】と、2着までには来ても優勝はなし。同レースの1着馬が桜花賞も勝ったのは40年前(76年)のテイタニヤが最後。上位人気が確実なメジャーエンブレムにとっては嫌なジンクスだ…。

 (4)無敗馬 残ったのは2頭だが、桜花賞にはもう一つジンクスが…。過去10年、無敗馬は【0・2・0・6】。キャリアが浅いだけに、敗戦も大きな経験となるのかも。3戦無敗のシンハライトの切れ味は誰もが認めるところだが、ここは思い切ってお別れだ。

 結論 全ての項目をクリアしたのはジュエラー。1勝馬だが、昨年のドンキも同じだったため問題なし。負けた2戦も首、鼻差と勝ちに等しい内容。高松宮記念をビッグアーサーで制して勢いに乗る藤岡厩舎というのも頼もしい。

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2016年4月5日のニュース