【マーチS】伏兵ショウナンアポロン鮮やか逃げ切り!重賞初挑戦V

[ 2016年3月28日 05:30 ]

重賞初挑戦で優勝したショウナンアポロン(4番)

 「第23回マーチS」が27日に中山競馬場で行われ、8番人気の松岡騎乗ショウナンアポロンが鮮やかな逃げ切り。デビュー40戦目で重賞初挑戦Vを飾った。

 表彰式から引き揚げてきた松岡の声がはずんでいる。「返し馬で以前に乗った時より力をつけていると感じた。もしかしたらと…。全てがうまくいった」。14年12月以来のコンビ。条件戦で大敗を繰り返していた当時よりもパワーアップしたパートナーで迷わず先手を奪うと、前半1000メートル63秒3のスローペースに落としての逃げ。1番人気バスタータイプの追い上げを3/4馬身抑えた。「実はこの馬の担当スタッフ(岡崎洋行助手)が競馬学校時代の同期生。彼のためにも何とか勝ちたかった」と満面の笑み。

 古賀史師にとってはJRA重賞通算10勝目。07年ファルコンS(アドマイヤホクト)以来となるタイトルに「状態も上がっていたし、軽ハンデ(54キロ)を松岡がうまく生かしてくれた」と語っていた。

 ◆ショウナンアポロン 父アドマイヤマックス 母メジロアルドラ(母の父アフリート)牡6歳 美浦・古賀史厩舎所属 馬主・国本哲秀氏 生産者・北海道洞爺湖町メジロ牧場 戦績40戦5勝 総獲得賞金1億3269万7000円。

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2016年3月28日のニュース