【高松宮記念】ミスターX ミッキーアイル、迷わず逃げてVつかむ

[ 2016年3月27日 05:30 ]

 中京11R・高松宮記念はミッキーアイル。前走・阪急杯で約1年4カ月ぶりのV。逃げたのも前回V(スワンS)以来で、ここはもう迷わずハナへ行く。他の先行型が外枠に固まり、スタートさえ決めれば自分の形だ。

 6F戦初挑戦だった昨年の高松宮記念は3着に好走。得意とは言えない控える戦法でも4着以下を3馬身半突き放す好内容だった。状態面も過去最高のレベルにあり、23日の坂路での最終追いは自己ベストを更新する4F49秒7。前走からコンビを組む松山は「すごかった。最後だけ反応を見る程度だったが、追い出してからスーッと行った。前走時と比べても素軽くなっている」と驚きの表情。逃げたときは【7・0・0・1】と抜群の成績。本来の形を解禁し、完全燃焼でVをつかむ。馬単(6)から(4)(5)(8)(12)(13)(18)。

 中山11R・マーチSは本格化の兆しを見せるサンマルデューク。単勝199・6倍の大穴を開けた3走前・師走Sからオープンで1→1→3着と完全に軌道に乗った。前走の総武Sもメンバー最重量58キロを背負いながら、最後方から鋭い伸び脚。メンバー最速の上がり(3F36秒8)で、勝ち馬バスタータイプに0秒4差まで迫った。今回は久々の重賞でハンデは56・5キロ。武器の末脚はさらに威力を増す。

 小島太師は「昨年の夏ごろから坂路で負荷をかけるようにしたら馬が変わった。かなりの力があるし、デビュー以来1番の出来だ」と自信を見せる一戦。重賞初制覇の大きなチャンスが到来した。馬単(9)から(3)(4)(5)(7)(8)(14)。

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2016年3月27日のニュース