【ドバイシーマC】ドゥラメンテ無念2着、落鉄影響か 直線伸びず

[ 2016年3月27日 01:35 ]

 ドバイ国際競走が26日、メイダン競馬場で行われ、日本馬3頭が挑戦した8Rのドバイシーマクラシック(G1、芝2410メートル)は、M・デムーロ騎乗で昨春の2冠馬ドゥラメンテ(牡4=堀)は2着に終わり、海外G1初制覇はならなかった。優勝したのは英国のポストポンド(牡5)だった。ラストインパクト(牡6=角居)がモレイラ騎乗で3着、ワンアンドオンリー(牡5=橋口)が武豊騎乗で5着だった。

 ドゥラメンテは馬場入場後に右前落鉄が判明。打ち直しを行わず“裸足”のまま出走した。序盤は中団を追走し、3角過ぎから徐々に進出。直線で先に抜け出したのは世界ランク1位で並ぶ英国馬ポストポンド。最大のライバルめがけ、M・デムーロが必死に手綱をしごいたが、落鉄の影響かいつもの爆発力がない。ライバルとの差を詰められず2着確保が精いっぱいだった。

 M・デムーロは「凄くいい競馬だったが、(右前の)蹄鉄がなかったから馬が疲れてしまった。でも、鉄を履いていないのに、このパフォーマンスは凄い」と愛馬をねぎらった。

◇3着ラストインパクト
▼モレイラ 強い馬だが相手の2頭がもっと強かったということ。次も乗りたい。

▼角居師 世界1位の評価を受ける馬と、それなりの競馬ができてホッとしている。
(松田博厩舎から)引き継いだ馬なので結果を求められていますが、現時点での力は見せられたと思う。

◇5着ワンアンドオンリー
▼武豊 先行して勝負にいった。思い通りのポジションで運べた。4角で置かれてしまったが、直線はもう1回伸びてくれた。

▼橋口師 苦手な瞬発力勝負になってしまったが、よく頑張った。次は馬の様子を見ながら考えたい

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2016年3月27日のニュース