【ドバイシーマC】ドゥラメンテ好反応11秒5!ミルコV宣言

[ 2016年3月24日 05:30 ]

世界制覇へ向けドバイで追い切るドゥラメンテ

 ドバイ国際競走(26日、メイダン)に出走する日本馬10頭の追い切りが23日、メイダン競馬場で行われた。ドバイシーマクラシックに臨む昨春の2冠馬ドゥラメンテ(牡4=堀)は直線コースを利用した異例の追い切りを行い、2F23秒2~1F11秒5と鋭い伸びを披露。その後のゲート練習に騎乗したM・デムーロも好感触を示した。また同日午後には枠順抽選が行われ、ドゥラメンテは4番に決まった。

 午前5時。ドゥラメンテはナイター照明が照らす芝コースにさっそうと登場したが、3角を迎えても一向にペースは上がらない。4角を回り終えるといったんストップ。直線コースをゴールとは逆の方向に戻ってからくるりと向きを変えると、ここからが追い切りのスタートだった。

 残り4F地点からスムーズに加速して2F23秒2~1F11秒5。伸びやかなフットワークを披露した。直線コースのある競馬場ならではの調教。堀師は「半マイルからしまいの反応を確かめる程度の調教。反応は良かったと思います」とコメントした。

 追い切り後は助手からM・デムーロに乗り代わってゲート内での駐立を確認。デムーロは「馬は落ち着いているし、ゲートの中もおとなしかった」と好感触を口にした。両前脚骨折からの復帰戦となった中山記念を勝利。鞍上は「おとなしくなったし、真面目になった」と精神面の成長に目を細める一方で「最後はちょっとフワフワしていた」と久々の影響を感じたことを認め、上積みを見込んでいる。初の海外遠征。到着当初は体重が減ったというが、「環境、気候の違いで少しナーバスになっていたが、今は体重も戻った。適応は凄く早いと感じている」(堀師)と態勢は整った。

 デムーロはライバルにも言及した。ドゥラメンテと同じくレーティング世界トップの英国・ポストポンドは前哨戦を完勝。「あの馬は凄いですね。ビッグライバル。怖い」と警戒したが、それでも愛馬への信頼は揺るぎない。「もちろんドゥラメンテも強いし、僕は自信を持っている」。力強く“V宣言”をしてみせた。

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2016年3月24日のニュース