【チューリップ賞】デンコウアンジュ“馬がしっかり”本番に弾みを

[ 2016年3月2日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=1日】全休明けの栗東は真冬に逆戻り。雪が降り積もり、凍えるような寒さだった。柏原は前半の調教が終わるタイミングを見計らって荒川厩舎へ。今週のチューリップ賞で始動するデンコウアンジュの仕上がりを佐藤助手に尋ねた。

 「放牧から帰ってきたときの状態が良かったし、すぐに攻めていけた。ある程度つくっておかないと使ってから反動が出ても困るからね。先週までにしっかりやって馬はできているし、今週はそんなにやらなくてもいいんじゃないかな」

 昨年の阪神JFの覇者メジャーエンブレムは今季初戦・クイーンCを快勝。その2歳女王に唯一、土をつけたアルテミスS勝ちは光る実績だ。前走・阪神JF7着は勝負どころで外に振られるシーンがあり、そこで気持ちが切れてしまったとのこと。力負けではない。「休む前とガラッと変わってはいないけど若干パワーアップした感じ。馬がしっかりしてきた」と成長をアピール。本番に弾みをつける構えだ。

続きを表示

2016年3月2日のニュース