【中山記念】イスラボニータ反撃へ 昨年は不完全燃焼

[ 2016年2月24日 05:30 ]

14年の皐月賞を制したイスラボニータ

 一昨年の皐月賞馬イスラボニータは昨秋のマイルCS(3着)以来の実戦。前走はスタートのタイミングが合わず後方からの追走だったが、内から上がり3F最速となる33秒0で追い上げG1馬の底力を見せた。2走前の天皇賞・秋も3着と安定した成績を残したが、15年は未勝利に終わった。

 栗田博師は「不完全燃焼の一年だった。滑りだしが良くなかったから」と振り返る。昨年も同じく中山記念からの始動となったが、やや重の馬場に切れ味を削がれて5着。「今年は天気は大丈夫そう。スムーズな競馬をしてくれれば」と静かに巻き返しに燃える。

 1月中旬に帰厩後は入念に乗り込みを消化し、1週前は蛯名が騎乗して好タイムを叩き出した。「皐月賞馬が3頭?競馬は結果だから。今は今、しっかりやっていかないと」と師。春は豪州遠征(4月9日、G1・クイーンエリザベスS)も視野に入る。今年は好スタートを決めて、さらなる高みを目指す。

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2016年2月24日のニュース