藤田菜七子が競馬学校を卒業 JRA16年ぶり女性騎手誕生へ

[ 2016年2月9日 17:03 ]

模擬レースを制し笑顔をみせる藤田菜七子

 日本中央競馬会(JRA)競馬学校の騎手課程第32期生の卒業式が9日、千葉県白井市の同校で行われ、藤田菜七子(18)=茨城県出身=ら6人に卒業証書が授与された。11日発表の新規騎手免許試験に合格すれば、JRAでは16年ぶりの女性騎手誕生となる。藤田は「たくさんの方に信頼され、愛される騎手になりたい」と夢を描いた。

 藤田は卒業式に先立って行われた卒業記念模擬レースに赤の帽子と勝負服で騎乗。序盤から先頭でレースを進め、逃げ切って全9戦の模擬レースシリーズで初勝利を挙げた。3月にデビューする見通しの藤田は「努力を怠らず、日々精進して一歩ずつ進んでいきたい」と意気込みを語った。

 女性がJRAの騎手免許を取得したのは2000年の西原玲奈が最後で、藤田が合格すれば7人目となる。

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2016年2月9日のニュース