【クイーンC】エンブレムさらにパワーアップ!帰厩後に好時計連発

[ 2016年2月9日 05:30 ]

満を持して始動するメジャーエンブレム

 2歳女王メジャーエンブレムが満を持して、土曜東京メーンの「第51回クイーンC」で始動する。阪神JFで悲願のG1制覇を果たすと、年末の12月18日にノーザンファーム天栄(福島)へ放牧。その時点でクイーンC→桜花賞のローテーションを即断した。田村師は「阪神の長距離輸送をクリアしたことで、本番前に関西に行く必要がない。クイーンCなら間隔もゆとりがある」と桜花賞獲りの青写真を描く。

 1月23日に美浦に帰厩した後は好調教連発。父ダイワメジャー譲りの490キロ台の雄大な馬体を誇示し、報道陣をうならせている。指揮官は「持っているポテンシャルはもともと高かったけど、体幹がしっかりして、精神的にも大人になった」と目を細める。さらに「振り返ると無駄なレースが一戦もない。調教でも無駄な1週間がない。勝ち上がりの巡り合わせがいいから、押せ押せになったことがない。運も持っている」と笑顔で続けた。昨年6月東京の新馬戦Vから4戦。着実に賞金を重ねることで十分なレース間隔が取れ、G1戴冠に結び付けた。

 今回の東京マイルは昨秋のアルテミスS(2着)で唯一苦杯を喫した舞台。それでも、同師は「当時と違って、普段の調教でもコントロールがちゃんと利いている。何より(鞍上の)ルメールが4戦経験して、彼女の全てを把握している。最高に乗ってくれているので」と全幅の信頼を寄せて人馬を送り出す。2歳女王がさらにパワーアップした姿を見せてくれるはずだ。

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2016年2月9日のニュース