【根岸S】紅一点アンズチャン弾んだ12秒9!男勝りの気性で末脚強烈

[ 2016年1月28日 05:30 ]

アンジェリック(右)と併せ追い切るアンズチャン

 紅一点アンズチャンは坂路で併せ馬。アンジェリック(5歳1600万)を3馬身追走からスタート。外ラチ沿いを弾むようなフットワークで4F54秒3~1F12秒9。併入に持ち込んだ。大和田師は「もともと調教は動かないタイプだし、相手が稽古駆けする馬。しっかり併せて、いい追い切りができました」と合格点を与えた。

 東京ダート7Fは5勝、2着5回と最も得意とする条件だが、大和田師は「上のクラスで戦っていくには、違う条件もクリアしてほしい」と、前走・ジャニュアリーSで初の中山ダート1200メートルに参戦。結果は6着だったが、直線で他馬と接触する不利がありながら、最後方から差を詰めて勝ち馬とは0秒2差。「何もしなくてもハミを取って付いて行けた。違う流れを経験したことが、いい方に向いてくれるのでは」とトレーナーに悲観の色は見られない。

 愛らしい名前、ルックスとは正反対の気性。馬房では隙を見つけては、人にかみつこうとするほど気が強い。16戦中13戦で上がり3Fメンバー最速を叩き出しているが、その男勝りの気性が爆発的な末脚につながっている。経験値を積み上げたアンズが、“ひと皮”むけたレースぶりを見せてくれそうだ。

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2016年1月28日のニュース