15年度JRA賞授賞式 年度代表馬モーリスはドバイ視野

[ 2016年1月26日 05:30 ]

笑顔で乾杯する年度代表馬のモーリス陣営。(左から)戸川牧場・戸川氏、吉田和オーナー、堀調教師

 15年度JRA賞授賞式が25日、都内のホテルで馬主、調教師、騎手ら関係者約500人が出席して行われた。昨年6戦全勝、G1・3勝を挙げて年度代表馬に輝いたモーリス(牡5=堀)の関係者に、後藤正幸理事長からブロンズ像が授与された。

 年度代表馬と最優秀短距離馬に選ばれたモーリスの吉田和美オーナーが「ようやく素質が開花した一年でした。思い出のレースは香港マイルです」と語れば、戸川牧場(北海道・日高町)の戸川洋二場長は「生まれた頃は骨格がしっかりして男馬らしい感じでしたが、特に特長のない普通の子馬でした。何だか、うちの牧場で生産した馬ではないような気がする」と大成した姿を喜んだ。

 昨年12月の香港マイル優勝後は帰国検疫を終えてノーザンファームしがらき(滋賀県)で調整中。堀師は「思いのほか疲れが残っているので今後については帰厩時期を含めて何も決められない状況。2月上旬には復帰戦にメドが立ってくるはず」と語るにとどまったが、同オーナーは「種牡馬としての価値も考えて距離を延ばしていきたい。ドバイターフ(3月26日、芝1800メートル)にも登録した。回復次第では選択肢に入る」と語った。

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