大種牡馬キングマンボ26歳で死す エルコン、キンカメの父

[ 2016年1月21日 13:34 ]

 99年のJRA賞年度代表馬エルコンドルパサーや、04年NHKマイルC&ダービーの変則2冠を飾ったキングカメハメハなど、世界中で活躍馬を輩出した大種牡馬キングマンボ(父ミスタープロスペクター)がけい養先の米国・レーンズエンドファームで死んだことが21日、分かった。高齢による衰弱により、20日に安楽死の措置が取られた。26歳だった。

 父は名種牡馬ミスタープロスペクター、母はブリーダーズCマイル連覇などG110勝の超良血の子として生まれたキングマンボは現役時、93年仏2000ギニー、セントジェームスパレスS、ムーラン・ド・ロンシャン賞のG13勝を飾り、種牡馬入りした。初年度産駒からは98年ジャパンCを制し、翌99年の凱旋門賞で2着に入ったエルコンドルパサーをいきなり輩出。他には米G15勝のレモンドロップキッド、仏オークスなどG15勝をマークしたディヴァインプロポーションズ、05年ジャパンCでレコード勝ちを飾ったアルカセットなどが活躍した。

 また、04年にNHKマイルCと日本ダービーの変則2冠を飾ったキングカメハメハは非サンデーサイレンス系のトップ種牡馬として現在も活躍中。ローズキングダム、アパパネ、ルーラーシップ、ロードカナロア、ホッコータルマエ、ラブリーデイ、昨年の2冠馬ドゥラメンテなど多数のG1馬を送り、偉大な祖父の血を国内に残している。

 キングマンボは10年に種牡馬生活を引退し、悠々自適の余生を過ごしていた。

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2016年1月21日のニュース