【船橋・オーバルクイーンC】益 坂井さんに捧げる初代女王

[ 2016年1月16日 05:30 ]

花束を手に充実の表情を見せる益春菜

 オートレース初のオール女子レース「オーバルクイーンカップ」が15日、船橋オートの初日12Rで争われ、6周3コーナーで先頭に立った1番人気の益春菜(29=川口)が初代クイーンの座を射止めた。

 40の最重ハンデを克服し、最終周回バックで競り合う岸萌水(21=浜松)と佐藤摩弥(23=川口)のインを突いた絶妙の勝利に「何とかギリギリ差せた。2人がもつれてくれて展開が向いた」と興奮を抑え切れない様子。この日は、12年に練習中の事故で殉職した船橋オート所属・坂井宏朱さん(享年27歳)の命日。表彰式では「亡くなった坂井さんの思いが込められた特別なレース。坂井さんと佐藤摩弥さん、2人のパイオニアが女子の道を切り開いてくれたおかげでレースができる」と感謝の言葉を表現していた。

続きを表示

2016年1月16日のニュース