【京成杯】メートルダール皐月へ上昇カーブ!余力十分に3馬身先着

[ 2016年1月15日 05:30 ]

スプレンデレ(右)と併せ追い切るメートルダール

 クラシックを見据える3歳重賞「第56回京成杯」の最終追いが14日、美浦、栗東トレセンで行われた。前走・葉牡丹賞を制したメートルダールは余力十分で3馬身先着。2連勝中の勢いを見せつけ、重賞初Vに大きく前進した。

【京成杯】

 2連勝中のメートルダールがさらに上昇カーブを描いている。Wコースでスプレンデレ(4歳500万)を2馬身後ろから雄大なストライドで追いかけ、直線は外へ。6F68秒7~1F13秒3。余力たっぷりに3馬身突き抜けた。しっかり追っていれば、ぶっちぎっていたド迫力だった。

 戸田師は「先週ジョッキー(戸崎)に乗ってもらったので、きょうは気持ちを乗せる程度。時計を出すつもりはなかったが、動きも良かったし、時計も速い。ここを目標にしっかり乗り込めたし、いい状態で出せる」と笑顔で切りだした。

 1番人気に推された9月札幌の新馬戦こそ3着に惜敗したが、前2戦はメンバー最速の上がり3FでV。特に前走・葉牡丹賞は後方の真ん中に押し込まれ、動くに動けない苦境の中、4コーナーで大外に持ち出すと14頭をごぼう抜き。A級の脚力を見せつけた。指揮官は「後方で厳しい競馬になったが、よく伸びた。東京向きと思っていたが、中山で勝てたのは収穫。子供っぽさも少しずつ抜けてきた」と成長を感じている。

 前走の2分2秒6は、同日の未勝利戦を制したウムブルフ(2分2秒9)をしのぐ好タイム。「普段の調教でも乗り手の指示でスッと前に行けるように教え込んでいる。普通のレースもできると思うし、今回は極端な形にならないと思う」と同師は力強く結んだ。前走に続き、皐月賞と同舞台の中山2000メートル。ここで再び快走すれば、クラシックがはっきり見えてくる。

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2016年1月15日のニュース