【有馬記念】(12)リアファル G1未勝利3歳馬Vへ「菊以上の出来」

[ 2015年12月27日 05:30 ]

中山競馬場に到着したリアファル

 リアファルは午後0時20分に決戦の地に到着した。音無厩舎は日曜中山は9R(ブラックスピネル)、11R(アルティマブラッド)の“豪華3本立て”。中山への輸送は春の伏竜Sで経験している上、僚馬と一緒ということもあって落ち着き十分。浜田助手は「1回来ているし、いつもと同じですね」と変わらぬ様子に満足げだった。

 前走・菊花賞は1番人気に推されながら3着。それでも出入りが激しい競馬の中、先行馬では唯一上位に踏みとどまり“負けて強し”を印象づけた。その後は放牧を挟んで大一番へ。浜田助手は「いいタイミングでリフレッシュできたかも。馬が勝手に体をつくっているし、菊花賞と同じか、それ以上で臨める」と仕上がりに自信を示した。

 展開の鍵も握る存在だ。2走前の神戸新聞杯は鮮やかな逃げ切りだったが、菊花賞で一介の逃げ馬でないことを示した。

 芝のキャリアはまだ3戦で、さらなる成長も見込める。G1未勝利の3歳馬のVは97年シルクジャスティスが最後。浜田助手は「逃げにはこだわらないし、内外を見られる偶数番で良かった。自分のペースを崩さずにレースができれば」と18年ぶり偉業への期待を寄せていた。

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2015年12月27日のニュース