【ジャパンC】ラストインパクト2着 ムーア「一瞬、勝ったかと」

[ 2015年11月30日 05:30 ]

ラストインパクトで首差2着に敗れたムーア

 7番人気ラストインパクトが大奮闘の2着。中団追走から最内へ。1頭分の狭いスペースをすり抜け、残り50メートルで一度は先頭に躍り出た。だが、外のショウナンパンドラの首が前に出たところがゴールだった。

 引き揚げてきたムーアは「悔しい。一瞬、勝ったかと思った。ラスト1Fで止まってしまった…。その分の差。外から勝ち馬が見えなかった」と無念の表情。れでも、天皇賞・秋12着から巻き返しに成功した。この日4勝と固め打ちした名手は「負けはしたが、よく頑張った。何も言うことがない」と愛馬を称えれば、松田博師は「ジョッキーが凄かったよ。うまく乗ってくれた」と鞍上を称えた。

 来年2月末で定年引退の指揮官は「順調なら、有馬記念」と目を輝かせた。名伯楽にとって有馬記念は2着3回と悔しい思い出が残る。完全に軌道に乗った重賞3勝の実力馬との“ラスト有馬”は夢膨らむ大一番になりそうだ。

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2015年11月30日のニュース