【ジャパンＣ】サウンズオブアース　１Ｆ12秒３好調キープ

サウンズオブアースはＭ・デムーロ鞍上でディープミタカ（右）と併せて追い切る

　“最強の２勝馬”が迫力満点の動きを見せた。サウンズオブアースは１週前に続きＭ・デムーロが手綱を取り感触を確かめた。ＣＷコースで僚馬ディープミタカ（４歳１０００万）をリードホース役に１０馬身後ろを追走。序盤から行きたがる面を見せるも鞍上がなだめて、４角で外から並び掛けると一完歩ずつ差を詰める。馬なりのままラスト１Ｆ１２秒３で２馬身先着した。藤岡師が好感触だ。

　「形としてはチグハグになったが、ジョッキーがうまくリカバリーしてくれた。動き自体はしっかりしていたし時計も速かった。いい状態を維持できている」

　Ｍ・デムーロも「以前はトモが弱く手前が替わらなかったが、今はスッと替わるようになっている」と成長を感じ取っている。鞍上は先週、外国人騎手史上初となるＪＲＡ年間１００勝を達成するなど絶好調。ジャパンカップでも０８年にスクリーンヒーロー（９番人気）を勝利へ導いた。同レース史上初となる“２勝馬Ｖ”の可能性も十分だ。