昨秋天皇賞馬スピルバーグ引退 今秋連続10着…「そろそろ潮時」

[ 2015年11月5日 05:30 ]

昨年の天皇賞・秋でG1初制覇を果たしたスピルバーグ

 昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグ(牡6=藤沢和)が引退することになった。藤沢和師が4日に発表した。今後は種牡馬となる予定だが、けい養先は未定。

 今秋2戦は毎日王冠、天皇賞・秋とも10着に終わり、山本英俊オーナー、生産者の社台ファームと相談した上で引退を決定。師は「天皇賞・秋で昨年だけの競馬ができなかったし、フットワークも良くなかった。らしくない競馬が続くのであれば、そろそろ潮時ではないかということになった」と説明した。

 通算18戦6勝。長期休養から復帰した4歳秋以降に勝ち星を重ね、昨年の天皇賞・秋は重賞未勝利馬ながら鮮やかな差し切りV。今年6月には英G1プリンスオブウェールズSにも挑戦(6着)した。師は「ディープインパクト産駒の中では雄大な馬体だし、血統もしっかりしている。種牡馬として通用すると思う」と第二の馬生での活躍を期待していた。

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2015年11月5日のニュース