【秋華賞】ディアマイダーリン 断然の1番時計4F52秒6

[ 2015年10月15日 05:30 ]

坂路で追い切るディアマイダーリン

 【G1ドキュメント=14日】秋華賞出走の関東馬は3頭がオークス以来のぶっつけ本番。しかもその3頭全てが美浦からの直前輸送で臨む。仕上がりを見極めるのが関東記者の務めと岡本は動きに目を凝らした。最も心動かされたのはディアマイダーリン。菊沢師自らが騎乗して坂路を軽快な脚取りで駆け上がった。

 変則日程の全休日明けで普段より追い切った馬が少ないとはいえ、4F52秒6は断然の1番時計。ラスト1F12秒8も僚馬パワースポットに次ぐ2位タイと最後までしっかり伸びた。これはいい。

 菊沢厩舎へ向かうと、入り口のハロウィーンの飾り付けが心を和ませてくれる。師は「思ったより時計が速かったけど、無理はしていない。体調がいいんだろうね。休み明けとしては十分な仕上がり」と好感触を示した。始動戦に予定していたローズSを蹄の負傷で回避したが、すぐに回復してその後は順調。「春に比べて背腰の動きに成長を感じるし、背も伸びた」と目を細める。

 菊沢厩舎は土曜の府中牝馬Sにもパワースポットが出走。スプリンターズS3着のウキヨノカゼなど牝馬の活躍が目立つ。師は「スタッフが優しく接しているからかな」と話すが、入り口の飾り付けからも感じられるアットホームな雰囲気が奏功しているのかもしれない。「次はクリスマスだね」と“予告”する師に見送られ、岡本は大きなプレゼントがもらえそうな気がしてきた。

続きを表示

2015年10月15日のニュース