【京都大賞典】ワンアンドオンリー逆襲の秋へ「落ち着き」好材料

[ 2015年10月6日 05:30 ]

 京都も10~12日の3日間開催。1着馬に天皇賞・秋の優先出走権が与えられる「第50回京都大賞典」は12日に行われる。昨年のダービー馬ワンアンドオンリーが出走。昨年の神戸新聞杯以降、1年以上も勝ち星から遠ざかっているが、甲斐助手も「不利を受けたり、展開が向かなかったりして力を出し切れていない。前回(宝塚記念11着)もそう」と歯がゆさを感じている。

 前走はスローペースで馬群が密集し窮屈な競馬を強いられた。3月のドバイシーマクラシックで海外の強豪相手に3着に奮闘。国内での復権を目指しただけに、陣営のショックは大きかった。9月初めに放牧先の大山ヒルズから帰厩し、順調に乗り込まれてきた。9月30日の1週前追いは坂路で4F53秒1。グレイスフルリープ(5歳オープン)を追走して首差遅れたが、甲斐助手は「トビが大きいので馬場が荒れていると動かない」と気にしていない。

 むしろ強調すべきは前走時との気配の違い。「ドバイから帰ってきたときはイライラしていたけど、今は精神面で落ち着いている。肉体はもともと丈夫で1日も調教を休んだことがない。これは持って生まれた能力。あとは気持ちの面だけ」と同助手。リフレッシュして逆襲の秋へ。始動戦でダービー馬の底力を示す。

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2015年10月6日のニュース