東西芝9Fで光る2頭 マツリダバッハ&アドマイヤビスタ

[ 2015年10月6日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】東西で芝1800メートルを勝った2頭の走りが際立っていた。中山のマツリダバッハは10年ダービー馬エイシンフラッシュの半弟という良血馬。好位から流れに乗ると直線内から豪快に突き抜け1馬身1/4差の快勝。蛯名は「稽古の動きが物足りなかったが最後にグンと伸びた。そのあたりは素質。心身とも大人になればもっと走れる」と手応えの良さを感じ取っている。長くいい脚を使える器用さがあり、距離にも柔軟に対応できそうだ。

 阪神のアドマイヤビスタは非凡な瞬発力で差し切り。ルメールは「4角で外に行ったりして若い面はあるけど、反応が良かったね」と能力を評価。まだ幼さの残る内容だっただけに、まだ上積みが見込める。

 中山芝1200メートル戦のリボンドグレープスは、近親にダイワメジャー、ダイワスカーレットなどがいる血統馬。スタートで後手に回ったが外から果敢にハナを奪って逃げ切りV。スピードにあふれ、直線も二枚腰で底力の高さが光った。距離はマイルぐらいまでならこなせそうだ。ダートのスマートシャレードは好位追走から直線外に持ち出し、上がり3F37秒7の脚で3馬身差V。芝もこなせそうな身のこなしでマルチな活躍が期待できる。

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2015年10月6日のニュース