【新潟2歳S】ロードクエスト 新馬戦3F33秒2の剛脚再現だ!

[ 2015年8月25日 05:30 ]

新馬戦の勝ちっぷりが圧巻だったロードクエスト

 今週の新潟は出世レースで名高い「第35回新潟2歳S」がメーン。現2歳世代の“新馬開幕週”となった6月7日の東京新馬戦(1600メートル)を勝ち上がったロードクエストが満を持して、スタンバイしている。初戦は出遅れながら、上がり3F33秒2の強烈な末脚で大外一気を決めた。新馬同様、再び剛脚が火を噴けば、来春のクラシックがくっきりと見えてくる。

【新潟2歳S】

 ロードクエストの新馬戦は6番人気の地味!?な支持とは裏腹の衝撃的な勝ち方だった。5馬身近い出遅れを挽回し、すぐ馬群の後ろへ。直線は一呼吸を入れてから、外に出してゴーサイン。手綱は動いたがノーステッキで豪快に大外一気。上がり3F33秒2と極上の切れだった。

 小島茂師は「順調に調教は進んでいたが(3世代目の)マツリダゴッホ産駒で未知な面もあって…。背中のつくりからは、新馬向きと正直思ってなかった。イメージ以上の勝ち方だったのは事実。評判馬を負かしたのだから凄い」と感心した表情で振り返った。

 放牧を挟み、7月11日に美浦帰厩。新潟2歳Sに目標を定め、入念に乗り込んだ。新馬で乗ったM・デムーロがワールドオールスターJに選出されたため、田辺との新コンビ。20日の1週前追いに騎乗した新パートナーは「調教に2度乗り、癖はつかめた。切れるというよりは、いい脚を長く使いそうな印象。レースを経験し、馬も力を付けたのでしょう。いいものを持っているのは確か」と手応えを得ている。

 今春クラシックはブライトエンブレムが皐月賞4着と奮闘した小島茂厩舎。同馬の半弟アストラエンブレム(父ダイワメジャー)も既に勝ち、現2歳への期待も熱い。指揮官は「クエストもアストラもいずれは大きいところを…と思っている。田辺くんも好感触をつかんでくれた。状態もいい。どんな競馬をするか楽しみ」と新馬→重賞Vの無敗街道を確信していた。

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2015年8月25日のニュース