ゴールドシップ有馬で引退 来春ビッグレッドFで10億円種牡馬入り

[ 2015年8月3日 05:30 ]

今年いっぱいで現役を引退し種牡馬入りすることが分かったゴールドシップ

 現役最多のG1・6勝馬ゴールドシップ(牡6=須貝)が今年いっぱいで現役を引退し、来年から種牡馬入りすることが分かった。けい養先は北海道新冠郡新冠町のビッグレッドファーム。既に約10億円(70株)でシンジケートが組まれており、種付け料は未定。圧倒的な個性で人気を集めたスターホースのラストランは、有馬記念(12月27日、中山)になる予定だ。

 2日、札幌競馬場で取材に応じたビッグレッドファームの岡田紘和氏は「こちらのラブコールに応えていただいたという形です」とコメント。「リース形式で、最初の5年間は小林英一オーナーから種付け権を借りるという形です。ビッグレッドファームでもいい繁殖を用意して、種牡馬として成功させたいですね」と意気込みを口にした。

 須貝師は「(種牡馬入りが)決定した以上、残り少ないレースを一戦一戦これまでと同じように無事に走らせて、ファンに雄姿を見ていただきたいという思いです。一生懸命、努力していきます」と語った。

 ゴールドシップは現在は滋賀県の吉澤ステーブルWESTに放牧中。圧倒的1番人気に推された前走・宝塚記念は、ゲート内で立ち上がり出遅れて15着に惨敗。そのため今後レースを使うにはゲート再審査を受ける必要がある。秋のローテーションについて須貝師は「どのレースを使うかは、馬の状態を見ながらになる」と次走の明言を避けたが、秋の目標はJC(11月29日、東京)と有馬記念になる。

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2015年8月3日のニュース