エイシンフラッシュ半弟 1億9000万円で落札

[ 2015年5月16日 05:30 ]

1億9000万円で落札されたムーンレディの13

 今年の毎日杯優勝馬ミュゼエイリアンなどを輩出した2歳馬調教セリ「千葉サラブレッドセール」(千葉県両総馬匹農業協同組合主催)が15日、船橋競馬場で開催された。最高価格は10年ダービー馬エイシンフラッシュの半弟でディープインパクト産駒の「ムーンレディの13」。これまでの当セリでの最高額5600万円(以下全て税抜き)を大きく上回る1億9000万円で落札された。

 この日の目玉、黒光りした馬体の「ムーンレディの13」が登場すると、会場中の視線が注がれた。開始価格は8000万円だったが、次のひと声で一気に1億円。そこから500万円単位で競り上がり「1億9000万円」で決着。落札したのは07年有馬記念を制したマツリダゴッホを所有した高橋文枝氏。「けさ(調教を)見て決めました。かっこいい馬だから走ってくれればいいですね」と期待に胸を膨らませた。預託先はゴッホも管理した国枝厩舎。同行した師は「驚いた。責任を感じています」と気を引き締めていた。今後は宮城県・山元トレセンに移動、様子を見てデビューの時期を決める。

 セールの総売却価格は昨年の6億8980万円を大きく上回る12億4260万円と大盛況だった。

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2015年5月16日のニュース