【浜松・オールスター】中村 連覇へ!No.1のさばきを下す

[ 2015年4月26日 05:30 ]

SGオールスター2日目でシリーズ初白星ゲットに燃える中村雅人

 初日メーン12R「スターセレクション(選抜予選)」で3着とまずまずの滑り出しとなった前回覇者の中村雅人(34=船橋)が、2日目10Rでシリーズ初白星ゲットに燃える。全国ランク1位として初めて乗り込んだSG。貫禄のさばきでオールスター連覇へ弾みをつけたい。なお、初日12R1着で走破した地元期待の木村武之はまさかのF。早々と勝ち上がりの権利を失った。

 初日12R後、中村の第一声は「まあまあだと思う」。決して満足できる仕上がりではなかった。初日は日中で25度、12Rでも23度と高めの気温。追い勢に厳しい走路コンディション。「相当いいエンジンじゃないと後ろから抜くのは厳しいだろう」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 4月から着用している真新しいナンバーワン勝負服がまぶしい。8枠を中心に、外枠でのレースが続く一般開催では、まず袖を通すことがない赤色の勝負服でSG初戦を乗り切った中村。「いい状態ではないけど、乗り味の不安が解消すれば何とかなりそうな気がする」と前向き。その表情にも明るさが見えた。

 年末のスーパースター2V(10、13年)を含むSG4Vと確かな手腕を備えている。スタートを含めた序盤戦よりも、中盤から終盤のさばき合いで底力を発揮するタイプだ。初日12Rは1回目のスタートでFのアクシデントがあり、2回目は「少し意識してしまった」(中村)。2日目10Rは“指定席”の8枠で厳しい展開は避けられないが、幾多の苦境を乗り越えてきた末に初めてつかんだ全国ランク1位のプライドに懸けて勝機をつかむ。

 気温が上昇した初日は、予想通り格上組の追い込みが利きづらく、軽ハン勢の逃げペースになりやすい流れだった。ただし、初日白星発進を決めた北渡瀬、須賀、岡松、有吉の4人は、早くも2日目で最重ハンデに下げられているので注意しておきたい。

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2015年4月26日のニュース