【大阪杯】キズナV2へ全開!陣営「元気いっぱい」、武豊も反応満足

[ 2015年3月31日 05:30 ]

連覇に向けて順調な仕上がりを見せるキズナ

 休み明けの京都記念から中6週で大阪杯へ。キズナが予定通り今年2戦目を迎える。全休日の月曜朝、佐々木厩舎に詰め掛けた報道陣に田重田厩務員が「元気いっぱい。状態はいいよ」と簡潔に近況を報告した。

 ダービー馬の看板を背負い、昨年はこのレースで始動。1番人気こそエピファネイアに譲ったものの、しまい勝負でズドンと突き抜ける貫禄の走りで休み明け初戦を飾った。続く天皇賞・春4着後に左第3手根骨骨折が判明。その後の休養を挟み、ここが叩き2走目になる。休み明けの前走・京都記念は3着。道中2番手からラブリーデイが抜け出し、ハナを切ったスズカデヴィアスが2着に粘り込んだ。前の2頭を捉えることはできなかったが、メンバー最速の上がり3F33秒3を刻んでタイム差なし。あらためて力を示した。

 その前走は体が22キロ増えて514キロでの出走。年を重ねるごとに背が伸び、付くべきところに筋肉が付いて一段とボリュームアップしている。田重田厩務員は「馬体重は520キロを行ったり来たり。思ったほど絞れていない」と太めを心配しつつも、乗り込み自体は順調そのもの。

 先週水曜は武豊を背にCWコースへ。ステイウェル(5歳1000万)を約10馬身追走して4コーナーで並び掛けると6F80秒3~1F11秒6の好時計で2馬身半先着と一流の脚力をアピールした。田重田厩務員は「ジョッキーは反応がいいと言ってくれた。背腰はスッキリしている。上積みはあると思うよ」と好感触。調教パートナーの山田助手も「元気があり余っている。おとなしくなると逆に心配」と、いつも通りの姿に安どの笑みを浮かべる。昨年に続く連覇が懸かる一戦。今年もまた春の仁川で末脚全開ムードが漂っている。

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2015年3月31日のニュース