【ドバイシーマC】ハープスター8着、見せ場なく惨敗

[ 2015年3月29日 05:30 ]

 日本馬7頭が参戦した「ドバイ国際競走」が28日(日本時間同日深夜)、UAEドバイのメイダン競馬場で行われた。ドバイシーマクラシックに出走したワンアンドオンリー(牡4=橋口弘)は好位追走から3着、ハープスター(牝4=松田博)は直線で失速し8着に敗れた。勝ったのはフランスのドルニヤ(牝4)。

 中団追走から徐々にポジションを上げ、直線入り口で馬群の外へ持ち出したハープスター。ここからが勝負。優勝請負人に指名されたムーアが、必死に手綱を押し込むが、いつもの加速がない。馬群に沈み8着。最後は鞍上が追う動作を控えるほどの惨敗だった。

 昨秋の凱旋門賞でも6着に敗れたが、直線で自慢の末脚を発揮し場内を沸かせた。だが、2度目の海外遠征となった今回は見せ場すらつくれなかった。松田博師は「鞍上には馬なりで行けとだけ指示を出した。道中はいい感じだったが、もう少しじっとしていた方が良かったのか…。調整は順調だったが、牝馬の難しい面が出たのかな」と振り返った。今後については全くの白紙。再度の海外挑戦についてトレーナーは「分からないが、厳しいのかもしれない」と消極的。ハープスターにとって厳しい試練の一戦となった。

 ◇ドバイシーマクラシック(G1、芝2410メートル、9頭)
(1)ドルニヤ(スミヨン)2分28秒29
(2)フリントシャー(ギュイヨン)
(3)ワンアンドオンリー(Cデムーロ)
(8)ハープスター(ムーア)

続きを表示

2015年3月29日のニュース