女子競輪「裸で走れば」 僧侶の男性市議が問題発言

[ 2015年3月10日 20:28 ]

 福井市が主催する福井競輪で8月に女子競輪「ガールズケイリン」のレースを開催することをめぐり、同市の堀江広海市議(72)が議会で集客効果について「全くない。裸で走るのなら別だけど」と発言していたことが10日、議会事務局への取材で分かった。堀江市議は既に謝罪し、発言を取り消している。

 議会事務局によると、9日午前にあった経済企業委員会で、委員長を務める堀江市議が発言した。堀江市議は取材に「根っからの競輪ファンの一人として、ガールズケイリンの営業効果に疑問があり、口が滑った。軽率で不適切な発言だった。申し訳ない」と話している。

 午前中に発言し、午後に委員会が再開した直後に謝罪、取り消した。堀江市議は「休憩中に不適切だったことに気付いた」としている。

 市は若年層ファンを増やすため、8月15~17日に一般のレースの合間に女子競輪を開催する予定。競輪を統括する公益財団法人JKAによると、女子競輪は約3年前に48年ぶりに復活。以降、開催数は3倍に増え、36競輪場で開かれている。車券の売り上げも伸びており、女子競輪を開催すると来場者が増えるというデータもある。

堀江市議は2007年に初当選し、現在2期目。僧侶でもある。

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2015年3月10日のニュース