16年度から競輪ダービーをGWに開催、オールスターは8月お盆に

[ 2015年2月27日 05:30 ]

 競輪のビッグレースの開催日程が、16年度から変更されることが分かった。例年3月に開催されており、G1の中でも最高峰にランクされる「日本選手権競輪」(ダービー)が、5月のゴールデンウイークに移行。また9月に開催されている「オールスター競輪」も、8月中旬のお盆の時期に移ることになった。

 ダービーが3月開催から移行するのは1974年以来、42年ぶり。16年は3月に名古屋ダービーが行われ、2カ月後の5月にもダービー(開催地未定)が開催されることになる。

 今回の開催日程変更は売り上げ回復が狙い。競輪の売り上げは91年度の1兆9553億円をピークに、右肩下がりが続いている。大幅な売り上げ増が見込める5月のゴールデンウイーク、8月のお盆期間にビッグレースを開催することで、売り上げ回復の起爆剤としたい意向だ。実際、今年度のGWに開催されたG3平塚記念(14年5月3~6日)は、G3の中でNo・1の84億8317万円の売り上げを記録。またお盆開催のG3小田原記念(同8月14~17日)も、No・2の81億2659万円を売り上げた。

 注目は“ドル箱”になると思われる16年度のダービー、オールスターの開催場。同年度のビッグレースの開催を希望する競輪場の申請は、既に今月23日に締め切られている。今後は各ビッグレースの開催を、申請したどこの競輪場に振り分けるかの選定作業が進められる。また従来ダービーが開催されていた3月に、G2(タイトル名未定)を新設することも決まっている。

 正式な開催日程および開催競輪場の決定は、3月下旬に発表される。

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2015年2月27日のニュース