【東海S】ニホンピロアワーズ 和田にスイッチ、非情も必勝

[ 2015年1月21日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=20日】今週の3重賞は騎手の乗り代わりが目に付くが、衝撃を受けたのは東海S連覇に挑むニホンピロアワーズだ。アワーズといえば、その鞍上には常に酒井学の姿があった。3年前のJCダートでこのコンビに◎を打ち、大儲けしたオサムは少々納得がいかなかった。

 「勝つべきレースを落としてしまったからな。馬主さんの意向もあるし」。大橋師は苦しい胸の内を明かしてくれた。“勝つべきレース”とは昨年暮れの名古屋グランプリのこと。単勝2・5倍支持で敢然と押し切ってしかるべきレースを、首差で“取りこぼして”いる。岡部誠&エーシンモアオバーのしぶとさに負けたとも言えなくはないが、ロスの多いレースだったのも事実。

 「負けたが、行きっぷりとか、ヤル気は戻ってきている。昨年とはメンバーが違うが頑張ってほしい」。今回手綱を取るのは11年にワンダーアキュートでこのレースを制している和田。一見非情とも思える乗り代わりから陣営の“本気度”が伝わってきた。

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2015年1月21日のニュース