【シンザン記念】ナヴィオン 出来良好、バッチリ“Vルート”

[ 2015年1月9日 05:30 ]

坂路を併せ馬で追い切るナヴィオン

 「第49回シンザン記念」では、ナヴィオンが坂路の併せ馬で遅れたものの出来は良好。良馬場での反撃を誓った。

 ナヴィオンの坂路時計(4F53秒3~1F13秒4)を確認した橋口師は「しまいは12秒台で上がってこないと駄目だな」と繰り返し仏頂面となった。

 ハロー(整地)が入る前の馬場が荒れた時間帯。先行したスクワドロン(5歳500万)になかなか追い付けず、残り1Fを切ってから軽く仕掛けるも1馬身遅れた。騎乗した赤木助手は「追えば追うほど伸びるけど、馬場も悪かった。もともと息を整える程度の予定だったしね」と言って気を取り直し、動きについて「悪くはないよ」と前向きに語った。

 橋口師も追い切り直後こそ表情を曇らせたが、状態に関しては「見た目には変わらない」と心配していない。朝日杯FS11着もやや重馬場に脚を取られ「ジョッキーも戻ってくるなり、かわいそうなくらいノメっていた、と言っていたからね」と振り返った。良馬場なら違うはず。指揮官の期待度は変わっていない。

 「初戦は後方からビックリするような脚を使ってくれた。一瞬の切れ味は凄いものがあると思った」

 当時の2着馬は阪神JF覇者のショウナンアデラ。戦った相手を考えても能力が高いのは間違いない。昨年のダービーを制したワンアンドオンリーと同じハーツクライ産駒で「成長力があるし、これからどんどん良くなっていくと思う。今年はダービーに駒を進めるのが目標になる」と目を細めた。来年2月に定年が迫っている橋口師にとっては今年が最後のダービー。ここで結果を出して大目標に向かって突き進む。

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2015年1月9日のニュース