高月厩舎の星 エアル本格化の予感

[ 2015年1月9日 05:30 ]

今年最初の南関重賞を制した明け4歳ドラゴンエアル

 【地方競馬です!!】4歳牡馬ドラゴンエアルが地元川崎で新年幕開け重賞(3日)を快勝。本格化を予感させた。川崎勢の南関重賞Vは昨春のワタリキングオー(クラウンC)以来。生え抜きでは13年暮れのブルーセレブ(東京2歳優駿牝馬)以来だ。

 高月賢一師(48)にとっては09年スパロービート(船橋記念)以来の南関タイトル。「左回りが不安だったが気持ちのいい勝ち方。デビュー時から期待していただけに、うれしさもひとしおだね」。ハイセイコー記念と京浜盃で2着。羽田盃3着、東京ダービー4着。末脚を武器に上位進出するも善戦まで。昨秋の水沢ダービーGPで重賞馬に。そして地元2100メートル戦をロングスパートで決めた。

 記者は肉眼に加え、撮影した写真を見て馬体や動きにたくましさを増したと感じた。師も「確かにパワーアップした。昨春より長くいい脚を使えるようになった」と目を細める。次走は金盃(2月4日、大井2600メートル)。打倒目標の同世代ハッピースプリントや東京大賞典3着サミットストーンは28日の川崎記念を視野に入れており、直接対決はもう少し後になりそう。師は「コツコツ積み重ねていくよ」。厩舎目標である年間100勝も見据える。09年に自己最多の70勝。58勝の昨年は「2着(70回)が多かったからなあ…」。15年、人馬ともども注目の存在だ。 (池田 裕文)

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2015年1月9日のニュース