【下関・チャレンジC】得点率2位タイ 第三の男・寺田祥が来た!

[ 2014年11月27日 05:30 ]

2日目4Rで早くも2勝目を挙げた寺田祥

 地元勢のけん引役は寺田だ。下関ボートのSG「第17回チャレンジカップ」は2日目が終了した。初日8Rで山口勢初勝利を飾った寺田祥(36)が、2日目4Rで2つめの白星を獲得。得点率2位タイの活躍を見せている。実績ではSG覇者の今村豊と白井英治に及ばないが、今節のリズムなら確実に寺田。山口支部、第三の男が地元SGで偉大な先輩たちに一歩近づく勢いだ。

 2日目は2Rで白井、4Rで寺田、7Rで今村と地元勢3人全員が白星を飾った。中でも、豪快なレースを披露したのが寺田だ。潮位が高くて乗りにくい水面の中、5コースからまくり差しで突破。鮮やかにシリーズ2勝目を挙げた。「僕が走った場所はうねってなかった。今節は足よりもリズムで着が獲れている」。仕上がりには手応えを得られていないが、流れの良さは実感していた。

 今年のSG戦線では今村が2優出、白井がメモリアルで初Vと山口勢の活躍が目立つ。「もうガツガツする年齢ではないから」。常にマイペースの寺田が周囲の影響を受けることはないが、それでも今回は地元でのSG。モチベーションは高い。「地元だから良い着順を獲らないとヤジが飛んでくる。いつもより責任感を感じる」と冗談交じりに語った。27日の3日目も7R4号艇、10R6号艇と外寄りの枠番が続くが、好調時の寺田は旋回力を武器にコース不問で上位争いに加わってくる。この勢いが衰えることはないだろう。

 得点率でただ1人、寺田を上回っているのは石野。2日目10Rでは白井のイン戦を撃破し、シリーズ初勝利を飾るとともにオール連対をキープ。舟足にも好感触つかんでいた。この他では太田、毒島、浜野谷が4着以下なしの安定した走り。2日目に成績がアップした瓜生、丸岡、茅原も仕上がりに手応えを感じ取っていた。対照的に松井、川崎、辻、池田らは機出しに苦労している印象だ。

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2014年11月27日のニュース