センス光るサトノクラウン 福永好感触「将来性ある」

[ 2014年10月28日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】東京組で注目すべきは土曜芝1800メートル戦のサトノクラウン。中団外で折り合いをつけると直線も鋭く上がり3F33秒5の末脚。福永は「乗りやすくてスタートも速い。将来性もある」と好感触。父マルジュは英G1(芝8F)の勝ち馬で、グランデッツァの母父としても活躍している。引っ掛かるタイプではなく、スペースが空くと一気に加速できるレースセンスの良さからも距離が延びても問題ない。スピードの高さを示したのは日曜東京芝1600メートル戦のヴァリアントアロー。好スタートを決めると先手を奪って逃げ切り勝ち。直線で1度は相手にかわされながらも、巻き返す勝負根性を見せ鼻差の接戦を制した。今後は短、中距離路線での活躍に期待できる。

 京都では土曜芝1400メートル戦のダイワプロパー。道中は内ラチ沿いで脚をため直線もシャープに伸びた。ただレースでテンションが上がりやすいところを見せ、今後は精神面での成長が鍵。同門の半兄ダイワデッセーは芝中距離で2勝を挙げており、距離もこなせる血筋だ。日曜ダート1400メートル戦のティアップブロンドは、長くいい脚を使いしぶとさを披露。半兄ティアップワイルドは地方重賞2勝の実績馬だけに妹にも期待が集まる。

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2014年10月28日のニュース